手数料の計算方法
理論的な資金管理に近づけるためにはスプレッドの話は避けて通れません。
スプレッドとは1通貨トレードするのに必要な手数料と考えてください。
売値(BID)と買値(ASK)の差額がスプレッドです(赤丸で示した数値)。
GBPJPYなら、162.549–162.514=0.0035円なので、35pipsになります。
つまり、1通貨につき手数料が35銭かかることになります。
いっぽう、EURUSDは決済通貨が米ドルであることに注意です。
上記の場合、1.01815-1.01796=0.00019米ドル(19pips)です。これに、USDJPYの134円(概算です)を乗じた0.02546円が、1通貨あたりの手数料になります。
これらスプレッドに通貨量を乗じることで手数料を求めることができます。GBPJPYのスプレッドが19pipsで3000通貨トレードする場合、0.035*3000=105円より、エントリー直後は-105円からトレードが開始となります。
手数料を%で見る
スプレッド3pipsで利幅100pips の場合、利益から3%の手数料が引かれると考えてください。
スキャルはスプレッドに対して利幅が狭いので手数料の割合が高くなることに注意が必要です。つまり、利幅10pipsでスプレッド3pipsなら手数料は33%になります。
スプレッドは広がる
経済指標や時間帯によって広がります。以下、XMのスプレッドで6月の午前6時移行の推移です。スプレッドが開いているときは手数料の割合が許容内かどうか判断が必要です。
スプレッドとブローカー選び
最後に、スブレッドが狭いブローカー=有料ブローカーとはかぎりません。狭くてもMT5が使えないなどデメリットがあります。そのほかのサービスも調べてブローカーを選ぶと良いです。